研究課題/領域番号 |
16K19235
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
岐部 佳朗 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (40583406)
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研究協力者 |
飯田 崇史
中島 恭平
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 水シンチレーター / 中性子 / 陽子線 / 発光量 / 医学物理 / 水シンチレータ / 検出器 / 陽子線治療 / シンチレーター / 二次中性子 |
研究成果の概要 |
本研究では陽子線治療などの粒子線治療で発生する二次中性子を効率的に検出するために、6リチウムを含んだ水ベースの液体シンチレーターの開発を行った。水シンチレーターは水に有機溶剤を溶かすための界面活性剤とリチウム化合物、有機溶剤(プソイドクメン )、発光剤(ジフェニルオキサゾール)から構成されている。申請者はこれらの構成要素について種々の薬品の中から選定を行い、界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム、リチウム化合物として臭化リチウムが適していることを明らかにした。また作成した水シンチレーターについて基礎特性である発光量と透過度の測定を行い、その性能を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
6リチウム含有水シンチレーターは効率的に中性子を検出でき、水をベースにしているため、化学的にも安定した液体シンチレーターである。本研究の成果により、水シンチレーターに必要な構成要素や十分な発光量を得るための知見、その性質の一端を明らかにすることができた。これは素粒子実験や放射線計測といった分野に新たな検出手法を提供する基盤となるものである。
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