研究課題/領域番号 |
16K19248
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山本 崇裕 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任助教 (80585646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 重症心身障がい / 栄養法 / 経管栄養 / 誤嚥性肺炎 / 重症心身障害 / 重症心身障害児 / 医療・福祉 / 障害児者医療 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は重症心身障がい児者(重症児者)にとっての最適な栄養法を確立することである。先行して行われた岐阜県の実態調査では障がい児者の約7割がなんらかの加工された食形態で摂取していたが、本研究の対象である在宅の重症児者の72%が加工された食形態で摂取していることが明らかになった。通常食のみを摂取している人で誤嚥による入院を経験した人はいなかった。一方、加工食のみを摂取している人の32%は誤嚥による入院を経験していた。また全体の18%は複数の形態の食事を摂取しており、この背景には胃瘻の有無や嚥下機能の違い、通学の有無など、様々な要因が推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症児者における栄養法とQOL改善との関連についてのコホート研究は本邦初である。重症児者にとって最適な栄養法を確立していく一助になることはもちろん、個別性の高い重症児者の医療のエビデンスレベルを向上させるためにも意義深い研究であると考える。また本研究は観察期間が約2年間と短いものであったが、誤嚥のみでなく機能的な予後や生存期間などを考察するためには、より長期的な観察研究が必要となることが改めて示された。
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