研究課題/領域番号 |
16K19249
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
小椋 透 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (00580060)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 分割表 / マクネマー検定 / メタアナリシス / 信用区間 / 実質水準 / ベイズ法 / 統計数学 |
研究成果の概要 |
マクネマー検定は実質水準が極端に低い場合があることが知られており、ベイズ型の検定として表せることを用いてマクネマー検定の改善を行った。次に、マクネマー検定が行われている複数試験を併合して検定する方法として、各試験の事後確率の積を検定統計量に用いることを提案した。さらに、マクネマー検定の改善の研究を生かして、二項割合の信用区間についてベイズ法を用いて改善した。二項確率のロジット変換値による最高事後密度区間を算出し、その区間を逆ロジット変換した区間を二項確率の信用区間とする方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マクネマー検定は有意水準5%で検定しても実質水準が5%よりはるかに小さいことがあった。本研究の提案法を用いると有意水準を厳守しながら実質水準の高い検定を行うことができる。すなわち、検定が有意になりにくいことが改善された。また、複数試験の併合では、従来の各試験の分割表における各セルを足し合わせて併合の分割表によるマクネマー検定では、2試験の結果が極端であっても、併合後は良い結果の試験に引っ張られる可能性があったが、提案法では2試験の結果が安定していないと併合後の結果は良くならず、偶然を排除することができる検定であった。
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