研究課題
若手研究(B)
うつ病患者では血漿ネルボン酸濃度が健常者、双極性障害(Bipolar Disorder: BD)患者と比較して高値であった。うつ病患者のうつ状態では、うつ病患者の寛解状態とBD患者のうつ状態に比べて血漿ネルボン酸濃度が高かった。うつ病患者では、ミトコンドリアDNA濃度とIL-4が正の相関を確認した。血漿中のミトコンドリアDNAの濃度は、健常者に比べうつ病患者、BD患者では有意に低い値を示した。BD患者において、同一人物から寛解状態およびうつ状態に得られたペア検体および健常群を用いてメタボローム解析を行ったが、状態間での有意な代謝産物は認められなかった。
血漿ネルボン酸が、うつ病の状態像を示すバイオマーカー候補、うつ病と双極性障害の鑑別に寄与するバイオマーカー候補となりうる可能性が示された。ミトコンドリアDNAがうつ病の炎症に関与している可能性が示された。
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