研究課題/領域番号 |
16K19264
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
永田 智久 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 准教授 (40525466)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 糖尿病 / 産業保健 / 産業医 / 受診勧奨 / 疾病管理 / 健康診断 / 健診事後措置 / 介入研究 / Crude coverage / Effective coverage / 就業制限 / 産業保健スタッフ / 大規模コホート / 事後措置 / 職域 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
本研究は、産業保健スタッフによる糖尿病を有する労働者に対して、受診勧奨や疾病管理の効果を、受診が必要な人が適切に医療機関に受診していることの指標(Crude coverage: CC)、 受療することに加えてコントロールが良好であることの指標(Effective coverage: EC)で評価した。その結果、血糖コントロールに良好な影響を与えていること、CC, ECが企業における慢性疾患管理の指標として有用であることを明らかにした。また、活動量計等を用いて自己測定することで、血糖管理にも有効であることを無作為化比較試験で明らかにし、職域における介入策となることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにした2つのベンチマーク指標(1.受診が必要な人が適切に医療機関に受診していることの指標(CC)、2.受療することに加えてコントロールが良好であることの指標(EC))は、経済産業省が実施する健康経営度調査にも活用されている。今後、職域や行政での活用が期待される。 産業保健スタッフが受診勧奨やフォローを行うことにより、血糖コントロールに良好な影響を与えていることを明らかにした。また、活動量計等のウェアラブル機器を用いて自己測定することで、血糖管理にも有効であることを無作為化比較試験で明らかにした。これらの知見は、職域における介入策の具体的な指針となりうる。
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