研究課題/領域番号 |
16K19275
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
各務 竹康 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (20452550)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 労働衛生管理 / 除染作業 / 健康管理 / 放射線被ばく / 産業保健 / 除染 / 外部被ばく / データベース / 被ばく |
研究成果の概要 |
福島県の計画的避難区域に指定された地区で除染作業を行う事業所及びその下請け企業群を対象に、健康管理データベースを構築し、健康管理情報および外部被ばく線量の取り込みを行った。 期間内に455人のデータ取り込みが完了した。除染作業は人の入れ替わりが激しく、1年以内の就業者が3割であった。また、健康診断によってはじめて疾患を指摘され治療を行ったものも存在した。被ばく線量については、同一区域内の作業であってもその作業内容によって大きく被ばく線量が異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、除染作業に従事する人の健康管理の現状について把握することが可能となった。除染作業においては多くの報道が存在するが、その現状について学術的に検討したものは今までほとんど存在しておらず、1事業所を対象に長期的な追跡が可能となることは、実態を把握する上で価値がある。また、被ばく線量については、低線量下での作業であっても作業内容等によって被ばく線量が大きく異なるため、長期的な健康影響を観察するためには、詳細な個々の線量測定が必要であることが示唆された。
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