研究課題/領域番号 |
16K19281
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 埼玉工業大学 |
研究代表者 |
本郷 照久 埼玉工業大学, 工学部, 准教授 (50434303)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リフラクトリーセラミックファイバー / 肺内耐久性 / 繊維状物質 / 溶解特性 / 変質 |
研究成果の概要 |
繊維状物質であるリフラクトリーセラミックファイバー(RCF)は、国際がん研究機関により“吸入により発がん性の可能性がある物質”と位置付けられている。繊維状物質の発がん性には、3つの因子(量、大きさ、耐久性)が大きく関与する。本研究では、その中の一つである耐久性を評価するために、RCFの溶解特性を実験的に検討した。RCFは疑似生体液下においてSiとAlを溶出し続け、その速度論的解析により、RCFは数十年に渡って肺内に滞留することはないと見積もられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石綿の代替材料として広く利用されているRCFの毒性・安全性に関する研究は行われているものの、潜伏期間が長いために、それらを評価するための十分な疫学的データがない。人に対する毒性を評価するためには疫学的研究が優先されるが、十分なデータがない場合には、in vivo試験が重要な役割を担う。本研究によりRCFの肺内滞留性が明らかになったことで、その毒性解明に必要な基礎的知見を得られたものと考えられる。
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