研究課題/領域番号 |
16K19284
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2017-2018) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
新城 大輔 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, その他, 情報解析室長 (10707285)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 地域医療 / 医療資源 / 医療の質の評価 / DPC / DPCデータ / 双極性障害 / 再入院 / 社会医学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
急性期病院の大規模医療データと地域・病院医療資源の格差が地域医療へ与えている影響を検証した。精神科領域においては地域医療資源が長期入院の要因の一つになっていたほか、双極性障害患者においては地域医療資源が計画外再入院の要因となっていることを明らかにした。このほか、小児がん領域において、病院医療資源との関連性が深い集約化との関連性を検討し、提供医療行為や院内死亡率に影響していることを明らかにした。地域医療資源が地域医療へ少なくない影響を与えていることが示唆され、医療資源配置を見直す際のエビデンス等により利用することで、国民への良質な医療の提供につながる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、地域医療資源の多い・少ないことが、患者さんへのアウトカムや診療内容にどのような影響を与えているのかを分析しました。例えば、精神科領域においては長期在院日数の患者が増加し、双極性障害患者においては退院30日以内の計画外再入院が増加します。小児脳腫瘍摘出術においては、集約化施設の方が死亡率が低く、診療内容の差があることが分かりました。これらの研究成果は、医療資源配置を見直す際のエビデンスとして役立つことが期待されます。
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