研究成果の概要 |
医療現場におけるレジリエント事例として、深部静脈血栓塞栓症(DVT)予防を取り上げた。2017年4月から2019年3月の対象患者27,077人のリスク評価の結果は、リスクなし15,615人、低リスク1,350人、中リスク3,695人、高リスク6,183人、最高リスク234人であった。ガイドライン上の評価ではリスクがないと判定された患者についても、予防対策が実施されている症例が見られた。 ガイドラインに従うとリスクの無い患者でも、医師の判断でガイドラインから逸脱して予防を実施していた。その判断基準は、年齢、入院中の治療行為、過去の既往において血栓を考慮する症状の有無などが挙げられた。
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