研究課題/領域番号 |
16K19296
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
村田 和大 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 助教 (70758218)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 中毒学 / ユビキチン化 / メチル化 / 中毒 / 法医学 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
サリン誘導体BIMPによるNF-kBの活性化が確認された。その知見をもとにアセチルサリチル酸により培養細胞レベルで毒性が阻害されたことを見出した。この結果は、神経ガスによるテロなどが起こった際の治療に大いに役立つ知見だと考えられる。 また、阻害剤を用いて、毒性発現の分子メカニズムについて検討したところヒストンH3のユビキチン化が確認された。それに付随してメチル化DNAの現象も確認された。この結果は、近年注目されている、脱ユビキチン化酵素の阻害剤の開発につながる結果だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サリン誘導体BIMPによるNF-kBの活性化が確認された。その知見をもとに特定の既知のNF-kB阻害薬を用いて解析を行ったところ培養細胞レベルで毒性が阻害されたことを見出した。この結果をもとに動物実験レベルでの毒性の阻害剤を探索しており一定の成果が得れている。これらの成果は神経ガスによるテロなどが起こった際の治療に大いに役立つ知見だと考えられ社会的意義の非常に大きい国際平和に貢献する成果だと考えられる。
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