研究課題/領域番号 |
16K19319
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
山本 祐 自治医科大学, 医学部, 助教 (30642235)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高齢者 / ポリファーマシー / 再発予防 / ケア移行 / 情報提供 / 老年医学 |
研究成果の概要 |
高齢者のポリファーマシー再発を予防するための退院時薬剤情報提供フォーマットの開発を行った。急性期医療機関への入院中に処方薬への介入がなされ、退院に伴いケアの主体が変わる際に必要な薬剤に関する情報を、プライマリ・ケアに従事する医師および薬剤師への調査をもとに抽出した。その結果、1)薬剤情報、2)処方と減処方のエビデンス、3)介入後の経過、4)服薬アドヒアランス、5)処方に対する患者の思い、の5つの情報を含み、表形式、かつ、チェックボックスを使用するフォーマットが作成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポリファーマシーは薬剤に係る医療費の問題のみならず、薬物有害事象発生の増加を介して医療全体に及ぼす影響が大きく、高齢者の健康問題として近年注目を集めている。処方に関する科学的根拠と患者の思いとにより構成される新たな退院時薬剤情報提供フォーマットは、処方介入に係る医師・患者間の共同意思決定プロセスが確認でき、円滑なケア移行において活用可能であり高い社会的意義があると考えられる。
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