研究課題/領域番号 |
16K19358
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
林 則之 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 臨床研究医 (60745404)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 光線力学療法 / 光線力学的療法 / 内科 / PDT / 腫瘍関連マクロファージ:TAM |
研究成果の概要 |
光線力学的療法 (Photodynamic Therapy, PDT) は、光感受性物質が選択的に集積した腫瘍組織にレーザー光を照射し腫瘍細胞を選択的に破壊する治療法である。マンノース連結クロリン(Mクロリン)は、癌細胞のみならず癌間質のマクロファージ(TAM)の両者に殺細胞効果を発揮し、これまでで最強の抗腫瘍効果を示した。消化管癌の腹膜播種、癌性腹膜炎は標準的治療法がない難治性の病態である。MクロリンPDTを用いた腹膜播種の新たな治療法を検討し、PDTの抗腫瘍免疫誘導効果を含めたメカニズムを解明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MクロリンPDTが、現在治療困難な癌性腹膜炎の治療の有力な治療の候補の1つとなる。癌種を選ばないことがマンノース連結クロリンを用いたPDTの長所であるので、MクロリンPDTは消化管癌のみならず、婦人科や胆膵領域、泌尿器科など幅広い癌疾患の治療を可能にする。
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