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エピジェネティックアプローチによる肝線維化治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K19364
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器内科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

鍛治 孝祐  奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (20623490)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードDNMT1 / 肝線維化 / 肝星細胞 / DNAメチル化 / 細胞老化
研究成果の概要

グローバルなメチル化を担うDNMT1の阻害による新しい抗肝線維化治療の開発を目的に基礎的検討を行った。DNMT1阻害薬である5-azadCが肝星細胞(LX-2)の増殖、線維化マーカー発現を濃度依存的に抑制させることを明らかとした。また同剤により肝星細胞の老化が促進された。さらにマウス肝線維化モデルにおいて5-azadC投与により、肝線維化、線維化マーカー発現が有意に抑制されていたことを病理学的に明らかとした。
網羅的メチル化解析では、5-azadC投与により肝星細胞におけるTGFβ, NF-κB, CyclinDなどの低メチル化状態を呈しており、RASAL1の脱メチル化が顕著に認められた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝疾患治療において肝線維化を直接抑制する治療法の開発は大きな課題であり、本研究ではDNMT1阻害によるメチル化制御を介した活性化肝星細胞の細胞老化を伴った新たな治療の可能性を見出した。また網羅的メチル化解析を行い、肝線維化治療の効果を予測し得る新規のエピジェネティックマーカーの開発に有用なデータ結果を見出した。本研究の結果から、“治療効果予測に基づく個別化医療”が可能となり、将来的に肝硬変患者の治療効果および予後を改善するのに大きく寄与するものと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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