研究課題/領域番号 |
16K19393
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
井原 健介 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (50770210)
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研究協力者 |
古川 哲史
黒川 洵子
笹野 哲郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生物学的ペースメーカ / ゲノム編集 / 遺伝子治療 / 不整脈 / 循環器 / ペースメーカ |
研究成果の概要 |
徐脈性不整脈に対する機械的ペースメーカによる治療は確立しており広く行われているが、その植え込みには手術侵襲・合併症リスクを伴う。また、その電池寿命のため手術を定期的に繰り返さなくてはならず、デバイスコストも生じる。これらのリスクを克服するため、我々は恒久的な効果が期待できるゲノム編集技術であるCRIPSR/Cas9を応用し、本研究の結果、生体内で生物学的ペースメーカを作成する手法を開発した。その中で、より安定的なペースメーカ活動維持のための課題も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内の心筋細胞においてCRISPR/Cas9を導入しゲノム編集を行うことで、非ペースメーカ細胞でもペースメーカ活動を誘導できることを初めて示した研究である。 高齢化社会において、徐脈性不整脈に対する機械的ペースメーカ治療は植え込み件数・交換件数ともに増え続け、その合併症リスク・デバイスコストに対する対応は社会的に急務である。その解決策として機械式ペースメーカの改良だけでなく、全く違う治療アプローチの可能性を提示することができた。
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