研究課題/領域番号 |
16K19401
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
塩見 紘樹 京都大学, 医学研究科, 助教 (50728037)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | コぺプチン / 心不全 / 急性冠症候群 / 心血管疾患 / 予後予測 / 診断 / コペプチン / 循環器・高血圧 / 臨床 |
研究成果の概要 |
バソプレッシン前駆体C末端に相当するコペプチンの心血管疾患の急性期における早期診断マーカーとしての有用性と、予後予測マーカーとしての有用性を検討するために急性冠症候群における診断能と急性心不全における長期予後との関連を検討した。急性冠症候群においては、従来のトロポニンTと組み合わせることで急性冠症候群の診断に対する感度が約80%まで上昇した。また、急性心不全においても来院時の血清コぺプチン高値は長期の死亡/心不全再入院の独立規定因子となることが明らかとなった。これらの本研究の検討結果から、コぺプチンの心血管疾患に対する診断および予後予測マーカーとしての有用性が示唆されたものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、本邦においても新規バイオマーカーであるコぺプチンの心血管疾患に対する早期診断および予後予測マーカーとしての有用性が示唆された。このことは、今後のACSの早期診断率の向上や、心不全患者に対する急性期から慢性期を含む至適な薬物療法およびその強度を考える指標になる可能性を秘めており、更なる研究や検討を通じてACSや心不全の予後改善につながることが期待される。
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