研究課題/領域番号 |
16K19403
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石田 秀和 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50467552)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肺動脈内皮細胞 / 肺動脈平滑筋細胞 / 次世代シークエンサー / レーザーマイクロダイセクション / 肺動脈 / 血管内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 / マーカー / 循環器・高血圧 |
研究成果の概要 |
難病である特発性肺動脈性肺高血圧症の治療開発やiPS細胞を用いた病態解明において、肺動脈に特異的なマーカーを見つけることは重要である。今回の研究では、次世代シークエンサーを用いた肺動脈の血管細胞の網羅的遺伝子発現解析により、肺動脈に特徴的な遺伝子発現パターンを解析し、そこから、肺血管に特異的なマーカーの探索を行った。まず、肺動脈の内皮細胞と平滑筋細胞に分離して解析が行えるかどうか、レーザーマイクロダイセクション法を用いて検討を行った。分離した組織から得られた微量RNAは、増幅によって十分な量のcDNAを合成できたが、クオリティに問題があった。完全に特異的なマーカーの同定には未だ至っていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで血管細胞における詳細な遺伝子発現解析は行われていなかった。また、iPS細胞を用いた肺動脈性肺高血圧症の病態解析においても、肺動脈細胞と体動脈細胞の遺伝子発現の違いについては意識されておらず、研究結果に影響している可能性もある。本研究では、肺組織において肺動脈内皮細胞と平滑筋細胞を分離してRNAを回収して発現解析が行うことが出来る可能性について明らかにした。今後の研究継続により、肺血管特異的なマーカーの同定に近づくものと考えられる。
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