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血管病変におけるSirt7の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K19411
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関熊本大学

研究代表者

荒木 智  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (20706717)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードSirt7 / 血管内皮障害 / 新生内膜 / 動脈硬化 / 炎症 / smooth muscle cell / 血管平滑筋細胞 / 循環器
研究成果の概要

血管病変におけるSirt7 の役割を解明するために、Sirt7ノックアウトマウスを用いてワイヤー挿入による血管内皮障害モデルを作成し、28日後の新生内膜増生がSirt7ノックアウトマウスにて有意に抑制されることを見出した。Sirt7の血管病変に及ぼす影響の分子機序を解明するために新生内膜や動脈硬化巣の形成の中心的役割を果たす血管平滑筋細胞を用いた検討を行った。血管平滑筋細胞(VSMCs)を用いた実験ではSirt7ノックアウトマウス由来VSMCsは野生型マウス由来VSMCsと比較し血清刺激による細胞増殖および遊走能が低下しており、それにmiRNAの発現変化の関与が疑われた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

サーチュインはいわゆる「長寿遺伝子」として知られており,なかでもSirt7 は近年飛躍的に機能解析が進みつつある。「ヒトは血管とともに老いる」と言われるように、血管機能障害や動脈硬化は老化の一つの表現型であり、血管病変におけるSirt7の機能を本研究で明らかにすることで、新たな血管障害に対する治療法の解明につながると考えられる。実際、Sirt7の欠如は血管内皮障害モデルにおける血管新生内膜の造成を抑制しており、Sirt7を抑制することで、冠動脈治療後などの血管内再狭窄の予防につながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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