研究課題/領域番号 |
16K19424
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
相見 祐輝 杏林大学, 医学部, 特任助教 (60749696)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肺動脈性肺高血圧症 / スプライシング変異 / BMPR2遺伝子 / 未解明変異 |
研究成果の概要 |
本研究では、難病疾患である肺動脈性肺高血圧症(PAH)の病態機序解明の一環として、未解明のBMPR2遺伝子変異へ挑戦した。BMPR2遺伝子のイントロン構造を決定する方法とスプライシングバリアントを探索するRT-MLPA法を確立した。確立したRT-MLPA法と全エクソーム解析を実施し、イントロン3内に潜在的なエクソンを見出した。また低発現ではあるが、潜在的なエクソンを有したスプライシングバリアントを見出した。見出したスプライシングバリアントが機能的な意義は不明であるが、潜在的なエクソン領域の変異解析を行うことで新たな知見を得る可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他の多くの遺伝性疾患において遺伝子からタンパク質が作られる際に生じる異常が多数報告されているが、肺動脈性肺高血圧症(PAH)では少数報告されているに留まる。本研究は、PAH発症に関わる原因遺伝子BMPR2の潜在する異常を明らかにするのみならず、より正確で早期の診断や予後予測への発展が期待でき、未知の発症原因の究明に取り組むことが長期的な展望において医療への貢献および医療費削減につながる。
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