研究課題
若手研究(B)
本研究期間内に、査読を有する英語論文を3本投稿しpublishされ、注目度の高い欧州での国際学会を含め、研究成果発表を国内外で複数回行った。本研究の基盤であるFu-Registryは、各関連施設及び、福岡大学病院にて経皮的冠動脈形成術が施行された症例の背景・病変因子、そして治療結果をそれぞれ登録しDataとして蓄積してきた。本期間中に1000症例の登録を行い全3574症例の大きなDatabaseとなった。中でも、一つ一つの冠動脈造影所見の量的、質的比較分析を医師主導で詳細に行い数値化しているDatabaseは稀有であり、今後ともData蓄積を継続し、研究成果の発表を国内外に向けて行っていく。
本研究の目的はPCIが施行された症例のDataを詳細に収集し数値化、データベース化する事によって治療成績に関与する因子を明らかにする事である。今回、期間内に3つの英語論文を発表した。①現在PCIの主流は薬剤溶出性ステント留置であるが、3.08mm以上の冠血管径があればBare Metal stentでも同等の成績が期待できる。②安定狭心症ではLDL-C 値が、non-HDL-C 値あるいは LDL-C と non-HDL-C の不一致性等より、臨床予後の重要な指標である。③冠動脈疾患2次予防の脂質管理目標値に性差は設定されていないが、各脂質関連因子とPCI後の治療成績の関連性には性差がある。
すべて 2019 2018 2017
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 3件)
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