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リン脂質代謝を基盤とした大動脈疾患の機序解明と治療・予防法開発に向けての基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 16K19436
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
研究機関山梨大学

研究代表者

渡辺 一広  山梨大学, 大学院総合研究部, 臨床助教 (50535549)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード心血管病 / 急性大動脈解離 / リン脂質代謝 / ホスホリパーゼA2 / 大動脈解離 / 分泌性ホスホリパーゼA2 / 細胞外マトリックス / Angiotensin II / 大動脈疾患 / 脂質代謝
研究成果の概要

本研究は、リン脂質代謝酵素である細胞外分泌性ホスホリパーゼA2(sPLA2)の心血管病における役割を解明することを目的として行われた。結果として、1)V型sPLA2は大動脈内皮細胞に高発現していること、2)アンジオテンシンII刺激に伴い、内皮細胞から分泌されたV型sPLA2が不飽和脂肪酸(特にオレイン酸、リノール酸)を産生していること、3)それに伴い大動脈壁の中膜平滑筋層におけるリシルオキシダーゼ(細胞外マトリックスを架橋して組織を安定化する酵素)の発現を促進し、アンジオテンシンII誘発性の急性大動脈解離を抑制していることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性大動脈解離は循環器領域を代表する重篤で予後不良な疾患であるが、病態を反映する動物モデルがほとんどなく、発症メカニズムに迫る報告は極めて限られている。今回の研究によって、V型分泌性ホスホリパーゼA2を起点とするリン脂質代謝が急性大動脈解離を抑制する作用を有することが明らかとなった。今後、リン脂質代謝を標的とした急性大動脈解離の新たな治療・予防法の開発が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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