研究課題/領域番号 |
16K19483
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
張 エイ 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00529472)
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研究協力者 |
河内 裕
福住 好恭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 蛋白尿 / ポドサイト / スリット膜 / 次世代シーケンサーRNA-Seq解析 / ネフローゼ症候群 / 次世代シーケンサー解析 / 蛋白尿発症 / 次世代シーケンサー / RNA-seq解析 |
研究成果の概要 |
ネフローゼ症候群に対する新規治療の標的候補分子を探索するため、次世代シーケンサーRNA-Seq法を用いて、ネフローゼ症候群モデルラット糸球体で発現が変化している分子の網羅的解析を行った。発現変化した分子群を用いたGene Ontology (GO)、KEGG pathway生物学的統計法での解析、並びに病態モデルでの発現動態解析により、Rap1 signaling pathway関連分子、Hmgcs2、Lnpep、Ptar1、カルシウムイオン活性化型陽イオンチャネルTRPM4、がネフローゼ症候群に対する新規治療標的候補分子として有望であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛋白尿は、腎糸球体障害を示す臨床所見であるだけでなく、蛋白尿自体が尿細管障害を誘導し、腎不全へと進行させる悪化因子であると考えられている。本研究では、次世代シーケンサーRNA-Seq法を用いて、ネフローゼ症候群モデルにおける糸球体の発現変動分子を網羅的かつ定量的に解析した。更に、生物学的統計解析法、分子生物学手法での解析、病態モデルでの発現動態の解析により新規治療薬開発の標的分子を同定した。本研究により得られた知見は、ネフローゼ症候群に対する新規治療法開発に貢献できると考える。
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