研究課題/領域番号 |
16K19525
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
孟 紅蕊 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 博士研究員 (90736498)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | パーキンソン病 / 神経変性 / ミトコンドリア / CHCHD2 / alpha-Synuclein / CHCHD2 |
研究成果の概要 |
CHCHD2の生体での役割を明らかにするため、CHCHD2遺伝子を欠失したハエモデルを作製し、PDと関連した表現型を解析した。哺乳類培養細胞からCHCHD2に結合するパートナーとして、ミトコンドリア呼吸活性、クリステの維持および細胞死が誘導される分子を同定しました。CHCHD2結合分子が形成するシグナルネットワークを明らかにするため、結合分子ハエ系統とCHCHD2変異ハエを掛け合わせ、遺伝学的相互作用解析を行いました。この解析同定された分子をCHCHD2ハエモデルに導入し、ミトコンドリアの不調を改善ならびにドーパミン神経変性の抑制させることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は、ミトコンドリアの機能低下によるストレスと細胞死シグナルの活性化の分子レベルでの病態機序、およびそれを改善する遺伝子が明らかになりました。本研究で得られるCHCHD2ネットワークのハブとなる遺伝子は、CHCHD2変異あるいはミトコンドリア関連の遺伝子変異によるPDの神経変性において中心的な役割を持つことが考えられる。これらは学問的なインパクトとともに、ネットワークのハブとなる遺伝子産物の挙動変化が、CHCHD2変異にリンクするPDや孤発性PDの診断と治療の分子標的としての意義を明らかにするものであり、臨床応用への発展が期待される。
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