研究課題
若手研究(B)
多発性骨髄腫患者の骨髄サンプルを用いたDNAマイクロアレイ法にて、CD138陽性骨髄腫細胞はGas6を高発現していた。ELISA法で骨髄腫患者の血清Gas6濃度は高値であった。また、ヒト培養骨髄腫細胞株RPMI-8226にGas6及び骨髄間質細胞株HS-5の培養上清を添加すると、骨髄腫細胞のアポトーシス抑制と細胞増殖が誘導された。抗Gas6中和抗体はそれらの反応を抑制した.Gas6受容体MerをsiRNAで阻害すると、Gas6及びHS-5上清が誘導するアポトーシス抑制及び細胞増殖を抑えた。本研究は多発性骨髄腫の病態にGas6が寄与するオークライン/パラクライン機構の重要性を明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
The Journal of biological chemistry
巻: 292 号: 10 ページ: 4280-4292
10.1074/jbc.m116.733030
J Biol Chem.
巻: 292(10) ページ: 4280-4292
https://www.fmu.ac.jp/home/hemato/kenkyu.html