研究課題/領域番号 |
16K19661
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
青柳 順 自治医科大学, 医学部, 助教 (80438639)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 特発性ネフローゼ症候群 / 質量分析法 / 小児特発性ネフローゼ症候群 |
研究成果の概要 |
特発性ステロイド感受性ネフローゼ症候群(ISSNS)の病態解明に寄与する知見を得て、発症予防、及び、治療薬の開発を促進させることを目的として本研究を開始した。対象は33名のISSNS患児で、ステロイド治療開始前の非寛解期の血清を用いた。我々が先の研究でISSNSのdeep proteinとして同定した、ISSNSの病因候補一次質量ペプチドイオン3個に対し、ペプチドシークエンスタグ法を用い、病因候補蛋白質を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の既報では、二次性ネフローゼ症候群や尿所見正常群との比較においてISSNS群で有意に上昇していたポリペプチドを対象に検討しており、今回同定したprotein Xの上昇がネフローゼ症候群に続発する高脂血症に伴うものであるとは言い難かった。つまり、ISSNSの病態形成において、腎臓から大量の蛋白漏出が起こる過程のどこかにprotein Xの関連性を示唆するものと考えられた。protein Xを病因候補蛋白質として同定することができ、いまだ不明であるISSNSの病態の解明を進めていく新たな研究の起点となる可能性がある。
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