研究課題/領域番号 |
16K19675
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
八幡 直樹 藤田医科大学, 医学部, 助教 (60450607)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | iPS細胞 / ミトコンドリア / mtDNA / ミトコンドリアDNA / 発生・分化 / 創薬 |
研究成果の概要 |
ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作症候群(MELAS) はミトコンドリア病の一つで、mtDNA の点変異が原因で発症することが知られている。本研究はG13513変異を有するMELAS患者由来iPS細胞を用い、変異mtDNAの存在率と病態発症との因果関係を細胞レベルで解析することを目的とした。種々の変異mtDNA比率を有したMELAS-iPS細胞を得るために、変異mtDNAを標的としたTALENを作製し、MELAS-iPS細胞に導入したところ、変異mtDNA比率を改変することができた。さらに、これらのiPS細胞を骨格筋細胞や神経細胞へ分化誘導し、その違いを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ゲノム編集技術の一つであるTALENを用いて、mtDNA変異を有するMELAS患者由来iPS細胞における変異mtDNA比率の改変に成功した。この技術は、変異mtDNA比率と細胞表現型の関係についての詳細な解析を可能にした。さらに、本研究で作製したiPS細胞モデルを用いることで、今後ミトコンドリア病の治療法の開発に応用できると考える。
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