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急性期褥瘡に対する間葉系幹細胞の治療効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K19706
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 皮膚科学
研究機関群馬大学

研究代表者

内山 明彦  群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (90760538)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2016年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード虚血再還流障害 / 急性期褥瘡 / 皮膚 / 酸化ストレス / アポトーシス / MFG-E8 / 間葉系幹細胞 / 皮膚虚血再還流障害
研究実績の概要

申請者はこれまでに分泌蛋白質MFG-E8が血管新生を介して皮膚創傷治癒を促進させることと、MFG-E8が皮膚虚血再還流後に生じる皮膚潰瘍(褥瘡モデル)を縮小させ、かつ早期に治癒させることを見出した。さらに、我々は、間葉系幹細胞がMFG-E8を多く産生することを見出した。しかし、間葉系幹細胞におけるMFG-E8の機能や皮膚虚血再還流障害における間葉系幹細胞の機能は不明である。そこで本研究では、間葉系幹細胞による皮膚虚血再還流障害(褥瘡モデル)における機能制御について明らかにすることを目的とした。具体的な目的は、皮膚虚血再還流障害(急性期褥瘡)モデルマウスに対する間葉系幹細胞の治療効果と、その治療効果におけるMFG-E8の役割を明らかにすることである。
皮膚虚血再還流後に生じる潰瘍に関して間葉系幹細胞投与群では、コントロール群と比較して潰瘍が縮小する傾向がみられた。そのメカニズムとして虚血再還流後の皮膚組織を用いて免疫染色学的検討を行った。その結果、間葉系幹細胞が皮膚虚血再還流後の潰瘍部位において①酸化ストレスや低酸素の抑制②アポトーシス細胞の抑制③血管傷害の抑制を制御することで虚血再還流障害に対して防御的に作用する可能性が示唆された。これらのことから、間葉系幹細胞が急性期褥瘡の発生メカニズムにおける皮膚虚血再還流障害において、重要な役割を担っている可能性が強く示唆された。
さらに、今後MFG-E8遺伝子欠損マウスから作成した間葉系幹細胞を用いて皮膚虚血再還流障害における、間葉系幹細胞由来MFG-E8の有無による影響に関する検討を順次進めていく。さらに、in vitroにおけるマクロファージの分化能に対する影響についても比較、検討を行う。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-01-16  

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