研究課題/領域番号 |
16K19750
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
新津 富央 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (90456054)
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研究協力者 |
伊豫 雅臣
橋本 謙二
橋本 佐
佐々木 剛
小田 靖典
木村 敦史
畑 達記
井手本 啓太
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | グリア細胞株由来神経栄養因子 / 注意欠陥多動性障害 / 気分障害 / うつ病 / 双極性障害 / 注意障害 / 大うつ病性障害 / バイオマーカー / 注意欠如・多動性障害 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
注意障害を伴う精神疾患(気分障害、注意欠如/多動性障害:ADHD)患者を対象に、生体サンプル採取と注意機能測定とを行い、血液中のグリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)濃度と注意機能との関連を探索した。その結果、血清中GDNFは成人ADHDにおける注意障害の病態に関連している可能性が示唆された。また、血清中GDNFはうつ病と双極性障害における臨床的重症度と関連していた。血清中GDNFは、ADHDや気分障害のバイオマーカーになる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
注意障害は多くの精神疾患に共通して認められる。そのため、注意障害は精神疾患患者の日常生活や就労に大きな影響を与えており、社会経済的影響も大きい障害といえる。今回の研究成果は、グリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)が注意欠陥多動性障害(ADHD)や気分障害の病態に関連していることを見出した。今後、GDNFに基づいたADHDや気分障害の病態解明および治療法の開発へつながることが期待される。
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