研究課題/領域番号 |
16K19795
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
三木 崇弘 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, こころの診療部, 医員 (90772723)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 災害 / PTSD / 子ども / トラウマ / 養育 / 東日本大震災 / メンタルヘルス / ソーシャルキャピタル / 幸福 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は2011年に起きた東日本大震災後の子どもの問題行動や心理的影響に関する社会疫学的調査をすることである。東日本大震災での被災体験について、子どもと親を対象とした、被災状況を評価する面接調査を実施し、さらに行動や精神状態等に関する評価尺度を用いた質問紙調査を実施し、被災や被災後の環境との関連を検討した。また、学会発表や論文投稿を行った。本研究のみならず、災害に関連した研究は結果を被災地に適切にフィードバックすることが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、自然災害やその後の社会的環境による、親子のメンタルヘルスや問題行動への影響を調査した。これまで自然災害とメンタルヘルスの関係は指摘されてきたが、自然災害後に親の養育態度や子どもの養育環境と子どものメンタルヘルス・問題行動の関連を調査した研究は少なかった。特に東日本大震災では避難期間が長い場合もあり、長期にわたって追跡調査をした研究は少ない。悪い養育が子どものメンタルヘルスに悪影響を与えることは自明であったが、災害後でも同様であることが確認された。今後は災害後に親の養育にも社会的・物理的な支援があることが望ましい。
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