研究課題/領域番号 |
16K19800
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
対馬 史泰 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (10463762)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 3Dプリンタ / 血管シミュレーター / CT / IVR / 血管シミュレーション / インターベンショナルラジオロジー |
研究成果の概要 |
市販の3Dプリンタ「Form2」、CTによるDICOMデータと無償の画像処理ソフトウェア「3D slicer」を用いたstl形式データの作成および透明中腔血管モデルの作成法の開発を行った。元の血管データを全周的に2mm拡大し、元の血管データを引き算(subtraction)することで、内腔径の再現性及び表面の円滑性を保つことに成功した。この手法で作成した血管モデルにより過去の報告と比較して作成時間は1/90、費用は1/50に抑えることができた。これらの成果を2019年6月22日開催の第140回日本医学放射線学会北日本地方会で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンタの医療への応用が進んでいるが、血管内治療においては、血管構造把握のための観察用の血管モデル構築に留まっている。血管内カテーテルの術前の選択について、血管の複雑な分岐部分を3Dプリンタで作成する事で、実際に術前にカテーテルを試すことができる血管モデルを作成出来れば、手技時間の短縮と合併症の減少、医療費の削減が可能である。今回の我々の研究により個々の患者の術前のシミュレーションが可能となった。
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