研究課題
若手研究(B)
原発性脳腫瘍は治療が難しい腫瘍の一つである。特に、最も悪性である膠芽腫は手術療法に加えて放射線化学療法を施行しても再発する頻度が高い。この要因には放射線科学療法に抵抗性である癌幹細胞が関与していることが知られている。また癌幹細胞は高血糖領域に存在すること示唆される報告がある。PETでは糖代謝やアミノ酸代謝を画像化することができる。私達は糖/アミノ酸の代謝比画像を作成し、脳腫瘍の悪性度や予後評価に有効か否かを検討した。組織悪性度との相関を認めた。予後に関しては集積の程度と予後に傾向は見られたものの、統計学上有意差は見られなかった。今後は検討症例数、経過観察期間を増やし更なる有用性の検討を行う。
脳腫瘍は治療が難しい腫瘍の一つである。特に、最も悪性である膠芽腫は手術療法に加えて放射線化学療法を施行しても再発する頻度が高い。この要因には放射線科学療法に抵抗性である癌幹細胞が関与していることが知られている。また癌幹細胞は高血糖領域に存在すること示唆される報告がある。PETでは糖代謝やアミノ酸代謝を画像化することができる。私達はより高血糖領域を詳細に描出する糖/アミノ酸の代謝比画像を作成し、脳腫瘍の悪性度や予後評価に有効か否かを検討した。この画像法の確立および有用性を明らかにすることにより、癌幹細胞への治療戦略の大きな一助になると考える。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 図書 (4件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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