研究課題/領域番号 |
16K19810
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
萱野 大樹 金沢大学, 附属病院, 助教 (10547152)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 甲状腺分化癌 / 分子標的薬 / I-131内用療法 / 分化型甲状腺癌 |
研究成果の概要 |
甲状腺分化癌患者に対する分子標的薬の適応を決める際に、I-131内用療法前のrhTSH診断シンチグラフィが有用かどうか検討した。残存甲状腺組織を有しかつ転移病巣を有する分化型甲状腺癌患者において、I-131内用療法前のrhTSH診断シンチグラフィは、分子標的薬の導入を超早期に判断する材料の一助になり得る可能性があることを示した。rhTSH診断シンチグラフィを施行することによって、I-131内用療法の効果が期待できない、いわゆるI-131治療抵抗性の患者を超早期に検出することが可能であり、早い段階で分子標的薬の導入を決定することが可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
残存甲状腺組織と転移病変を有する甲状腺分化癌患者において、rhTSH使用下診断シンチグラフィを施行することにより、I-131内用療法前にI-131治療抵抗性の患者を検出することが可能であり、早い段階で分子標的薬の導入を決定することが可能であることを示した。本研究成果から、rhTSH使用下診断シンチグラフィを用いることによって、不要なI-131内用療法を減らし早い段階で分子標的薬導入を決定することが可能となり、患者にとって治療効果の面だけでなく時間的、経済的側面においても得られる利益は大きいと考えられる。
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