研究課題/領域番号 |
16K19816
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
有薗 茂樹 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (00749608)
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研究協力者 |
磯田 裕義
大野 亜矢子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生体肝移植 / MRI / MR angiography / MRCP / 圧縮センシング / 画像 / 移植・再生医療 / 放射線 |
研究成果の概要 |
圧縮センシング併用呼吸停止下非造影MR portographyの撮像手法を確立し、門脈解剖評価において、呼吸同期下非造影MR portographyに非劣性であることを示した。撮像時間は約3~5分が30秒となり、大幅な短縮が達成できた。 MPRAGE法MR venographyによる新たな肝静脈描出法を確立し、肝移植ドナー術前の静脈解剖評価において、造影CTと同等以上であることを示した。 圧縮センシング併用呼吸停止下MR cholangiographyを肝移植ドナーを対象に撮像し、従来の呼吸同期MR cholangiographyに補助的な形で有用となることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって非造影MR portographyの撮像時間短縮、MPRAGE法MR venographyによる新たな肝静脈描出法の確立、呼吸停止下MR cholangiographyの補助的有用性などが示された。生体肝移植ドナー術前の脈管解剖や区域解剖の評価は造影CTで行うことが一般的であるが、ヨード造影剤の副作用や、多時相撮影するため被曝の増加が問題であり、造影剤副作用や被曝を避けるために非造影MRIで全て行うことが理想的となる。非造影MRIでの肝動脈の十分な描出へはまだハードルが高いものの、本研究の成果により、実現へ一歩近づいたと考えられる。
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