研究課題/領域番号 |
16K19840
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
後藤 眞理子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20605042)
|
研究協力者 |
喜馬 真希
吉田 麻里子
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 乳癌 / 乳房MRI / ガドリニウム造影剤 / 早期造影動態解析 / 乳房ダイナミックMRI / Breast cancer / dynamic MRI |
研究成果の概要 |
乳房ダイナミックMRIの造影早期相高速撮像から造影剤注入後早期の造影動態解析を行い、算出された早期造影動態パラメータによる、乳腺病変良悪性鑑別能の検討、及び乳房MRIによる良悪性鑑別能の改善効果を検討した。結果、早期造影動態解析により、乳房MRIによる乳腺病変良悪性診断能の改善効果が、特に非腫瘤性病変で得られることがわかった。また乳癌のホルモン受容体やがん細胞の増殖能を表す組織学的予後因子と早期造影動態解析の計測値の間に関連があることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳房MRIによる乳腺病変良悪性診断は、高い感度を有するが、特異度が低くばらつきがあるのがこれまでの問題であった。本研究から得られた早期造影動態解析には特異度を改善する効果があることが示され、結果としてMRIによる乳腺病変診断能改善効果が得られることが分かった。特異度の改善により、乳腺病変に対する不必要な生検を避けられる可能性があり臨床的に意義のある結果といえる。
|