研究課題/領域番号 |
16K19852
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
萩原 彰文 順天堂大学, 医学部, 助教 (20768535)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | MRI / Synthetic MRI / Quantitative MRI / 多発性硬化症 / Sturge-Weber症候群 / 視神経脊髄炎 / myelin imaging / deep learning / quantitative MRI / Brain Volumetry / 放射線 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
Synthetic MRIは、T1, T2, プロトン密度を計測する定量MRI(Quantification MRI)によって得られた定量値に対して後からパラメーターを設定することにより、任意のコントラスト強調画像を作成可能とする技術であり、ミエリンマップも作成できる。本研究では、得られる定量値の信頼性を確立し、コントラスト強調像の多発性硬化症(multiple sclerosis, MS)への応用を検討し、さらに、Synthetic FLAIRのdeep learningによる画質向上に成功した。また、ミエリンマップを含めた定量値を用いてMS患者での白質・灰白質障害を検出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Synthetic MRIで得られる各種定量値を3つの異なる会社のMRI機器にて包括的に評価し、Synthetic MRIによる多施設共同研究への道が開かれた。Synthetic MRIのミエリン量マップが時間のかかる従来法と白質においてよく相関することを示し、また、ミエリン量マップが従来法MRIでは検出できないMSの白質障害・灰白質障害を検出し、いずれに対しても他のMRI定量値より感度の高いバイオマーカーであることを示した。臨床応用への道が開かれたと考えられる。多発性硬化症プラーク検出におけるSynthetic MRIの適切なコントラストも見出した。
|