研究課題/領域番号 |
16K19868
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
渡邉 啓太 産業医科大学, 医学部, 助教 (70565663)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | MRI / 脳画像統計解析 / 脳形態 / 多施設共同研究 / VBM / 脳画像解析 / VSRAD / 放射線 |
研究成果の概要 |
本研究により、MRIの撮像条件を統一していない場合には、混合して解析を行うことにより、脳形態など脳情報の検出力が低下する場合があることが判明した。一方で、MRIの撮像条件を統一していた場合には単一施設で同程度の症例数を撮像した場合と同程度の脳情報を得られることが判明した。また、今回の研究では日本国内において広く行われているアルツハイマー型認知症の脳萎縮の評価を目的としたVSRADの撮像条件の最適化についても検討を行っている。従来は3-5分程度の撮像時間が必要とされているが、15秒程度の短時間撮像でも類似した脳萎縮の測定結果が得られることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、MRIを用いた脳画像の研究は多くの施設が集まり、異なるMRIで撮像したデータを混合して解析を行うことが主流となってきている。本研究の結果は今後、多施設共同で研究を行う場合にMRIの撮像条件を調整する際および脳画像統計解析を行う際に重要な注意点となる。また、VSRAD解析において、今回の研究で提案する短時間撮像を用いることは、MRI検査の時間短縮および患者の検査負担の軽減に繋がる。
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