研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は, 肝腫瘍に対する治療効果判定に臨床用高磁場MRIを用い, 細胞の性状と機能の変化に基づいた早期治療効果判定を行うことである。肝細胞特異性造影剤(Gd-EOB-DTPA)の腫瘍造影率を算出・画像化したrelative tumor enhancement (RTE) が治療効果予測に有用であった。またEquivalent Cross-Relaxation Rate Imaging (ECRI) を用いた不均一性の算出とIVR治療効果との相関の検討では有意な結果は得られなかったが、今後の研究課題としたい。
転移性肝腫瘍へのEOB造影率がRECIST criteriaに基づいた治療効果予測に有用であることが示唆された。ECRIを用いた検討から有意な結果が得られなかった理由は症例数と症例間のばらつきが大きかったことが考えられたため、今後の検討課題としたい。本研究は化学療法への反応性を予測することで、肝切除術が施行できる症例を予知できる可能性を示唆した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)
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