研究課題/領域番号 |
16K19949
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
北畑 裕司 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (00535338)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵癌 / 免疫療法 / がん免役 / がん免疫 / 消化器外科学 / 膵臓外科学 / 腫瘍免疫学 |
研究成果の概要 |
本研究において、CpG-ODNを腫瘍内投与することで、皮下担癌マウスモデルにおいて、自然免疫の活性化およびそれに引き続く獲得免疫の活性化の可能性が示された。この結果から、CpG-ODN単独での治療効果における免疫学的メカニズムを解明できた。この成果をpreclinical studyとしての研究を行う計画を立案中である。また、複合免疫療法として、免疫チェックポイント抗体等との併用による相乗効果が期待できる新たな治療法の確立に向けてその可能性を探るべく研究計画をすすめている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は未だ難治癌として位置づけられ、その治療成績は、他の消化器癌と比較しても著しく悪い。この治療成績を少しでも改善するために、診断、治療の双方からアプローチしてきたが、未だに膵癌克服にむけたブレイクスルーには至っていない。近年、免疫チェックポイント阻害剤の開発が進みさまざまな癌種において適応が拡がっているが、膵癌への適応は開発途上である。こうした背景のなか、本研究の成果が膵癌治療にとって、少しでも前進できる足がかりと期待できる。
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