研究課題/領域番号 |
16K19994
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 筑波大学 (2017-2018) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2016) |
研究代表者 |
伊藤 嘉朗 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (90733014)
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研究協力者 |
渡部 大輔
滝川 知司
佐藤 允之
丸島 愛樹
鶴田 和太郎
早川 幹人
高野 晋吾
石川 栄一
松丸 祐司
松村 明
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 血管新生因子 / 硬膜動静脈瘻 / 血管新生抑制療法 |
研究成果の概要 |
頚静脈と内頚動脈を吻合して静脈洞を閉塞することで動物モデル作成を行ったが、動物実験では内科治療の可能性を検索することは困難であった。硬膜動静脈瘻症例の病変部の血液を採取して血管新生因子の発現を検証した。病変部における血管新生因子の発現を抗体アレイキットを用いて血管新生因子を網羅的に測定した。海綿静脈洞部病変においてはAggressive typeではBenign typeと比べてVEGF-R3、IL1β、MMP9、uPARの発現が抑制されていた。Aggressive type、Benign typeのいずれでも発現が亢進している因子は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
硬膜動静脈瘻の疾患発生と病態進行には従来考えられていた血管新生因子の高発現だけが関与するのではなく、血管新生因子の発現抑制や抑制系因子の発現が関与することを明らかにした。 関連した血管新生因子を定量的解析することで、硬膜動静脈瘻の発生や進行に関与している血管新生因子を同定することができる。さらには関与している血管新生因子に対する治療を行うことでこれまでは血管内治療では難治であった症例に対しても内科治療が奏功する可能性がある。
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