研究成果の概要 |
脳梗塞辺縁部に存在する活性化マイクログリアは、変性しアポトーシスする神経細胞を取り囲み貪食する。脳梗塞辺縁部で、mRNAの発現で、TREM2やeat-me signal のアポトーシス細胞の貪食に関連するMFG-E8, MerTK,Gas6, Protein S、補体(C1q,C3)のmRNAが上昇していた。免疫組織染色で、活性化マイクログリアはCD68陽性ファゴソームをもち、C3, ProteinS陽性のNeuronに接着していた。マイクログリアは、これらの貪食関連の分子を介して、ニューロンを選択的に貪食していることが示唆され、緩徐な神経細胞死を抑制するターゲットとなりうる可能性が示された。
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