研究課題/領域番号 |
16K20023
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
竹島 靖浩 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (60510203)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳静脈虚血 / 神経幹細胞 / 内在性神経幹細胞 / 新生神経細胞 / 静脈梗塞 / 動物モデル / 光凝固 / 脳虚血 / 内因性神経幹細胞 |
研究成果の概要 |
脳静脈虚血のラット実験モデルを利用し、脳皮質静脈閉塞における局所の内在性神経幹細胞の発現の有無とその分布を調べる事で、神経幹細胞をこの脳静脈虚血分野へ応用・展開するための研究基盤を確立する事を目的として実施した。 免疫組織学的検討の結果、脳皮質静脈閉塞による脳静脈梗塞では、虚血35日目には虚血巣周囲領域に新生神経細胞の発現を認め、虚血15日目には虚血巣周囲領域に神経幹細胞の誘導が確認できた。脳動脈虚血の報告で指摘された、脳室周囲からの内在性神経幹細胞の誘導現象は認められず、局所的な脳静脈虚血である本モデルでは、異なる発現メカニズムの存在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳静脈虚血において局所神経幹細胞の誘導と新生神経細胞の出現が確認できた。動脈虚血とは異なる分布であり、その誘導・発現メカニズムにも差異があると考えられる。脳静脈虚血の特殊性を示す結果であり、さらなる研究により神経幹細胞の修飾を利用した新規治療の開発につながる可能性がある。
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