研究課題/領域番号 |
16K20056
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
庄司 剛士 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 寄附講座助教 (50736569)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 骨壊死症 / microRNA / 大腿骨頭壊死症 / 血管新生 / 骨再生 / 骨髄単核球 / 血管再生 / 特発性大腿骨頭壊死症 / 骨髄単核球移植 |
研究成果の概要 |
骨壊死症と関連の高い6つのmiRNA(miR-31, miR-34a, miR-92a, miR-146, miR-210, miR-218)のうち、in vitro実験系においてmiR-31とmiR-210の混合群において骨形成促進能、血管新生能が最も高い結果であった。また、ラット大腿骨骨折偽関節モデルを用いたin vivoにおけるmiRNA投与実験では、MiR-31とmiR-210の混合投与後4週において、miRNA混合投与群において、non-functional siRNA投与群と比較し有意に豊富な仮骨形成を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特発性骨壊死症における治療においては、これまで壊死組織自体に対する骨修復を目的とした治療法は未だ確立されていない。 本研究の結果から、microRNAを局所投与することによって、血管新生・骨形成促進作用を高め、これまでの細胞移植による効果に加えて、新しい概念として、効果的なmicroRNAを投与することで周辺組織の再生環境を整えるというアプローチに特色がある。これまで、骨壊死症におけるmicroRNAの局所投与による骨修復、血管再生に着目した報告は我々のグループ以外になく、microRNA投与による新たな治療法として有用な知見となることが期待できる。
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