研究課題/領域番号 |
16K20064
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
樋田 真理子 大分大学, 医学部, 客員研究員 (10737224)
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研究協力者 |
松尾 哲孝
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | コラーゲン / 軟骨 / 転写 / 骨 |
研究成果の概要 |
軟骨細胞における11型及び27型コラーゲン遺伝子の基本プロモーター機構について検討した。11型コラーゲンにおいて、これまで報告していた転写因子NF-Yの結合部位以外の領域にプロモーター活性領域が存在することを見出した。ルシフェラーゼアッセイにより、GC-rich領域がプロモーター活性発現に重要であり、転写因子Sp1の関与が考えられた。Sp1の強制発現によって活性が増強され、ノックダウンにより抑制された事から、Sp1が発現を調節している事が見出された。27型コラーゲンにおいて、2つの選択的プロモーター領域の存在が認められたが、遺伝子発現のメカニズムについては、明らかにする事は出来なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らは、活性領域の同定が困難とされていた組織特異的シスエレメントの網羅的スクリーニング法を開発し、これまで報告のない2つの線維性コラーゲン遺伝子の軟骨特異的エンハンサー領域を発見する事ができた。本研究の進展により、軟骨における分子発現機構や軟骨分化メカニズムの解明に貢献するだけでなく、軟骨形成不全症の診断や治療に新知見を与える事ができ、再生医療への応用も期待できる。
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