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骨・関節痛は骨髄で知覚する:骨髄をターゲットとした鎮痛法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K20087
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 麻酔科学
研究機関信州大学

研究代表者

関口 剛美  信州大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (30770656)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード関節炎 / 疼痛 / 麻酔 / 痛み / 関節痛 / 骨髄炎 / 関連痛
研究成果の概要

骨髄炎、膝関節炎モデルラットを作成しその痛みを行動生理学的、電気生理学的に評価を行った。骨髄炎・関節炎ともに自発痛および機械性痛覚過敏が惹起されることが確認され、モデルラットでは骨髄内の神経の過敏が起きていることも明らかとなった。この過敏になっている神経が関節炎の痛みの一因となっていると考えられたため、関節炎モデルラットに対して、骨髄内リドカインの投与を行った。骨髄内にリドカインを投与すると自発痛および機械性痛覚過敏が軽減し、痛みの一部を担っていることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

関節炎患者は年々増加しており、有効な鎮痛法の開発が期待されている。本研究により骨髄内神経が関節痛を起こす一因となっていることが明らかとなった。従来より骨髄内病変の関与が示唆されてきたが、骨髄内病変をターゲットとした鎮痛法は未だ開発されていない。本研究により、骨髄内も鎮痛ターゲットと成りうることが示された。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 関節炎による痛みのメカニズムと薬物治療の最新の進歩2018

    • 著者名/発表者名
      石田 高志, 関口 剛美, 川真田 樹人
    • 雑誌名

      ペインクリニック学会誌

      巻: 25 ページ: 53-62

    • NAID

      130007412810

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Spinal nociceptive transmission by mechanical stimulation of bone marrow.2016

    • 著者名/発表者名
      Ishida T, Tanaka S, Sekiguchi T, Sugiyama D, Kawamata M.
    • 雑誌名

      Mol Pain.

      巻: 12 ページ: 1-15

    • DOI

      10.1177/1744806916628773

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 骨関節炎の痛みのメカニズムと薬物療法の最新の進歩2016

    • 著者名/発表者名
      石田 高志, 関口 剛美, 川真田 樹人
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会
    • 発表場所
      横浜 パシフィコ横浜
    • 年月日
      2016-07-07
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 骨髄内に分布する神経の特性 -電気刺激による解析2016

    • 著者名/発表者名
      関口 剛美, 石田 高志, 田中 聡, 川真田 樹人
    • 学会等名
      日本疼痛学会
    • 発表場所
      札幌 北海道立道民活動センター
    • 年月日
      2016-06-24
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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