研究課題/領域番号 |
16K20112
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
寺田 雄紀 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90745431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 疼痛 / 機械刺激 / 神経栄養因子 / 炎症性疼痛 / アロディニア / 炎症 / 神経化学 / 疼痛の発生メカニズム / 疼痛の伝達メカニズム |
研究成果の概要 |
我々は各種侵害刺激(熱刺激、機械刺激、化学刺激)に対する反応が異なる遺伝子改変マウスを偶然に同定し、このマウスの疼痛関連行動と原因遺伝子を解析することによって、新たな疼痛発生・伝達メカニズムの解明及び、神経-免疫相互連関の同定を目指した。 この遺伝子改変マウスの様々な疼痛刺激に対する反応の検討を行ったうえで、トランスジーンの染色体への挿入位置を同定した。その後、トランスジーン挿入による発現変動遺伝子の解析を行い複数の標的遺伝子の同定に成功した。複数の因子の中でも、疼痛との関連が過去に報告のない特に興味深い標的遺伝子のノックアウトマウスを作成し、機序解明を目指して解析している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疼痛の発生メカニズム及び神経系における伝達機構は多様でありその全貌は明らかではない。さらに一部の疼痛は治療抵抗性であり患者の生命の質を著しく低下させている。本研究により得られる結果は、疼痛発生・伝達メカニズムに新たな視点を与えると共に、治療または薬剤開発の一助になる可能性を秘めていると考えられる。
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