研究課題/領域番号 |
16K20174
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 和孝 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (60375798)
|
連携研究者 |
瀧本 英樹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20709513)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | エストロゲン / 中枢神経系 / 肥満 / 女性ホルモン / 褐色脂肪 / 糖尿病 / 中枢神経 / シグナル伝達 / 性ステロイドホルモン |
研究成果の概要 |
本研究では、閉経後女性が肥満をきたすメカニズムについて、動物モデルを用いて検討した。エストロゲン受容体rapid, non-genomicシグナル特異的ブロックマウスは、野生型マウスに比べ体重増加をきたし、自発的活動性と熱産生が低下し、白色脂肪組織の褐色化(ベージュ化)が抑制されており、脳視床下部において脱リン酸化酵素であるPP2Aの活性が低下していた。本マウスにPP2A活性化薬を脳室内投与すると肥満が改善した。以上から、エストロゲン受容体rapid, non-genomicシグナル経路が、中枢神経系のPP2Aの活性化を介してエネルギー代謝に関わっていることが示唆された。
|