研究課題/領域番号 |
16K20189
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
高尾 知佳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (40612429)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | MET / Wnt/β-catenin / 間葉系幹細胞 / 間葉-上皮転換 / METモデル / 上皮プロモーター |
研究成果の概要 |
近年、間葉上皮転換(MET)は組織・器官形成など多くの重要な生命現象に関与しているが、その詳細な機構はあまり明らかにされていない。これまで間葉系幹細胞がある条件培養またはマウス移植モデルで上皮様マーカーが発現することがわかってきた。本研究はMET現象をin vitro/in vivoで再現し、リアルタイムで観察できるモデル構築を目的とした。上皮様細胞をin vivoで再現することはできたが、モデル化までは至らなかった。しかしながら、薬剤添加研究の結果、Raf-MEKまたはWnt/βカテニンシグナルがMETに関与する可能性が示された。この結果はMETシグナル制御の足掛かりになることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MET現象、特に成体内における自発的なMETについてはその全貌がほとんど明らかではない。この点に深く切り込んでいくという点で本研究は極めて独創的であると言えた。本研究の成果により既存薬を用いた薬剤研究によりMET制御機構と子宮内膜症はじめとする各種生体内MET機構を人為的に制御できる薬剤が見つかれば、新たなコンセプトの治療薬開発に繋がると期待される。
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