研究課題/領域番号 |
16K20195
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
金 惠珍 徳島大学, 先端酵素学研究所, 特任研究員 (70738921)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 経鼻アジュバント / 肺サーファクタント / 膣内免疫 / CD8+T cell / 細胞障害性 / 抗原提示細胞 / インフルエンザHA抗原 / Ovalbumin / 感染症 |
研究実績の概要 |
我々が開発してきたSF-10アジュバントの細胞性免疫誘導効果を検討した。その結果以下の3項目の関連する成果を得た。1)鼻腔粘膜の抗原提示細胞への抗原デリバリー効果の増幅作用。2)Ovalbumin (OVA)-SF-10複合体による効果的なCD8+T cell の活性化作用。3)インフィルエンザhemagglutinin (HA)抗原-SF-10複合体によるターゲット細胞の細胞障害性の増幅作用。 1)鼻腔粘膜の抗原提示細胞への抗原デリバリー効果の増幅作用:OVAとOVA-SF-10複合体との間で、鼻腔の樹状細胞に取り込まれた蛍光色素標識OVAの量を検討したところ2.5-3.0倍の有意な取り込み増強を検出した。 2)OVA-SF-10複合体による効果的なCD8+T cell の活性化:OVA、OVA-SF-10複合体、生理食塩水を鼻腔に投与した後、頸部リンパ節でのCD8+T cell の活性化をCFSE染色したOT-1トランスジュニックマウス由来のnaïve CD8+T cellの分裂でモニターした。その結果、OVA-SF-10複合体の経鼻投与はOVAに比較して、D8+T cell を活性化して、効果的にエフェクター細胞に分化させることが確認された。 3)HA抗原-SF-10複合体によるターゲット細胞の細胞障害性:HA抗原-SF-10複合体、HA、HA-polyI:C、生理食塩水を経鼻免疫したマウスの脾臓細胞を採取して、HAペプチドで細胞を処理した際の、ターゲット細胞特異的な細胞障害性と障害因子の一つであるグランザイムの誘導を検討した。その結果、HA抗原-SF-10複合体投与群では、HA、HA-polyI:C投与群に比べて、両指標における有意な細胞障害性の増強効果を確認した。
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