研究課題/領域番号 |
16K20208
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
村上 圭祐 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90597064)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子宮内膜 / 脱落膜化 / 再生 / 月経 / コロニー形成能 / パラクライン効果 / 間葉系幹細胞 / 再生能 / 子宮内膜再生 / progesterone withdrawal / 子宮内膜間質細胞 / 着床 / 免疫 / ビタミンD / レスベラトロール / 生殖医学 / 子宮内膜間葉系幹細胞 |
研究成果の概要 |
周期的な脱落膜化と月経が受容能獲得に重要である。本研究では、子宮内膜脱落膜化がその後の子宮内膜再生能に及ぼす影響を解析した。In vitroでヒト子宮内膜間質細胞に脱落膜化刺激を加え、U群(刺激なし)とD群(刺激あり)でコロニー形成能、パラクライン効果を介する近傍細胞のコロニー形成能へ及ぼす影響について比較解析した。コロニー形成能は、D群で高値を示した。パラクライン効果の解析では、U群、D群ともに、インサートにD群の細胞を播いて共培養した時にコロニー形成能は高値を示した。子宮内膜脱落膜化はコロニー形成能の改善やパラクライン効果を介して、次周期の子宮内膜再生に影響を及ぼしていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮内膜脱落膜化が、着床・その後の妊娠維持に重要であることはよく知られいているが、着床しなかった場合に次周期の子宮内膜再生に及ぼす影響についてはまだ研究されていない。本研究成果より、子宮内膜脱落膜化はコロニー形成能の改善やパラクライン効果を介して、次周期の子宮内膜再生に影響を及ぼしていることが示唆された。子宮内膜菲薄化などの反復着床不全患者に対して、子宮内膜脱落膜化細胞の自己移植療法を開発することで、子宮内膜再生能が改善し不妊治療成績が改善することが期待される。
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