研究課題/領域番号 |
16K20216
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
高江 正道 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (00621301)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 卵巣組織移植 / 脂肪幹細胞 / 卵巣移植 / 卵巣予備能 / 光干渉断層計 / 妊孕性温存 |
研究成果の概要 |
我々は、本研究費を用いて脂肪組織由来幹細胞を用いた卵巣組織移植法の開発に取り組んできた。その中で、マウス脂肪組織から効率的にし脂肪組織由来幹細胞を採取し、卵巣組織移植に供することができることを確認した。しかしながら、2018年に同様の研究テーマでの報告が相次いだことから、独自性という点で本研究の内容を変更せざるを得ない状況となった。その後、我々は脂肪組織由来幹細胞の培養液に含まれる成長因子やエクソソームに着目し、細胞を直接的に使用しないCell free therapyの開発にシフトした。さらに、持続的にその効果を発揮する方法を考案し、有効性と安全性の検証を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が行った研究は、現在発展途中の卵巣組織移植の方法を改善するための研究であり、移植卵巣組織がより効率的に生着した結果、生殖機能の回復も改善されるという研究結果であった。これらのことは諸外国のほかの研究グループも確認しており、忍容性温存療法の発展に寄与するものと考えられる。さらに、本研究は再生医療という点においても意義が大きく、脂肪組織由来幹細胞の使用方法の幅を広げる研究であったと考えられる。
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