研究課題/領域番号 |
16K20218
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
藤岡 仁美 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (50410064)
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研究協力者 |
明間 立雄
舩橋 利也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | GnRH / macrophage / LPS / LH / ストレス / 機能性視床下部性性腺機能低下 / 視床下部性性腺機能低下 / 神経内分泌 / 生植生理学 |
研究成果の概要 |
ストレスによりLH分泌が抑制されることが知られる。私達は先行研究で、LPS感染ストレスによるLHサージ状分泌抑制は終板器官MΦのIL-1β発現を介する可能性を示唆した。本研究では、IL-1βを介したGnRHニューロン興奮抑制機構について検討し、IL-1β受容体の発現は血管の一部に見られ、GnRHニューロンでは見られないこと、および、感染ストレスにより前腹側室周囲核kiss-1ニューロン活動が低下し、MΦ活性化阻害薬で回復することを発見した。これらの結果より、IL-1βは血管内皮細胞・kiss-1ニューロンを介して間接的にGnRHニューロン興奮を抑制する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能的な視床下部性性腺機能低下はストレスと関連があることが知られている。本研究は、感染ストレスをモデルとして、脳内の免疫担当細胞を介したLHサージ状分泌抑制メカニズムの解明を目指し、その一端を明らかにした。近年、ストレスにより、脳内の免疫担当細胞の活性化が示されていることから、今回の研究の結果は、感染ストレスモデルを超えて、ストレスによる機能的な視床下部性性腺機能低下にも、共通するメカニズムである可能性が考えられる。
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